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茨城県・東海第二原発 廃棄物処理棟で汚染水750㍑漏れ 放射性濃度は基準の40倍超。排水管から漏洩か(各紙)

2016-06-03 22:03:14

tokaiキャプチャ

 

  2日午後2時55分ごろ、茨城県東海村の日本原子力発電(原電)東海第2原子力発電所(運転停止中)の廃棄物処理棟で、放射性物質に汚染された廃液約750㍑が漏れているのを作業員が見つけた。

 

 

 漏えいした廃液からは、国の立ち入り制限基準値の1㎠当たり40ベクレルを約40倍も上回る同1700ベクレルの放射能が検出された。このため同日午後5時ごろに室内の一部を立ち入り制限区域とした。作業員の被ばくや建物外への放射性物質の漏洩はないという。

 

 原電によると、放射性廃液が見つかったのは同棟の中地下1階と、その下の地下1階のポンプ室。地下1階は、廃液貯蔵タンクの圧力管理装置室で、室内に張り巡らせた排水管から漏れた可能性があるとみている。

 

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   また同階では発見時、広さ約8㎡の室内に深さ約10cmの水たまりができていた。漏れた液体からはコバルト60なども検出されたという。

 

  液体の分析結果から、原電は、中地下1階内の配管から何らかの理由で放射性廃液が漏れ、床を貫通する配管部分の隙間から地下1階にも廃液が落ちたとみて調べている。

 

  原電によると、前日の1日午後に作業員が点検した際には、異常はなかったという。原電は詳しい原因を調べており、廃液の回収作業を始める。

 

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