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ホンダファイナンス、9月に初のグリーンボンド発行予定。2種類で500億円規模の見通し。ハイブリッド車等の電動車向けオートローン債権のリファイナンスに充当(RIEF)

2020-08-24 17:51:47

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 ホンダファイナンス(東京)は、9月にも同社初のグリーンボンドを発行する。発行額は調整中だが、3年債と5年債合計で約500億円規模の見通しという。調達資金は、 ハイブリッド車や燃料電池自動車等の電動車向けオートローン債権のリファイナンス資金に充当する。

 

 同社は、ホンダグループの国内の販売金融子会社で、本田技研工業が全額出資している。ホンダ車の購入に際してのクレジット提供、個人/法人向けのカーリース等の事業も展開している。ホンダはグループ目標として、2030年をめどに四輪販売の3分の2を、HVやFCVなどの電動車4車種に置き換える目標を掲げている。

 

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   同社はグリーンボンドの発行を目的として、「グリーンボンド原則(GBP)2018」に適合するグリーンボンドフレームワークを設定。格付投資情報センター(R&I)からセカンド・オピニオンを取得している。主幹事は、SMBC日興証券、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券。このうち、グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェンシーはSMBC日興が務める。

 

 国内自動車メーカーの販売子会社のグリーンボンド発行としては、トヨタファイナンスが昨年4月に、5年債、600億円を発行している。同社はトヨタ全体のこれまでのグリーンボンド発行の一環としての評価で、一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)による第五回サステナブルファイナンス大賞で「グリーンボンド賞」を受賞している。

https://www.honda.co.jp/HFC/about/ir/pdf/green_bond_notice.pdf

https://www.toyota-finance.co.jp/ir/investors/greenbond.html