HOME8.温暖化・気候変動 |住友三井オートリース11日に、初のグリーンボンド発行。100億円。運用車両の半分を電気自動車等の次世代自動車に転換費用に充当(RIEF) |

住友三井オートリース11日に、初のグリーンボンド発行。100億円。運用車両の半分を電気自動車等の次世代自動車に転換費用に充当(RIEF)

2020-09-06 15:58:53

SMBC002キャプチャ

 

 住友三井オートサービスは11日に、同社初のグリーンボンドを発行する。発行額は100億円。同社は2030年度までに運用する自動車の50%を電気自動車等の次世代自動車とする方針を掲げており、資金使途はそれらの次世代自動車の購入に充当する。

 

 住友三井オートサービスは2007年に住友商事系の住商オートリースと三井住友銀行系の三井住銀オートリースが合併して発足した自動車リース大手。業 界トップの管理保有台数を有する。資金使途先自動車は、英Climate Bonds Initiative(CBI)が国際エネルギー機関 (IEA)によって、パリ協定の「2℃目標」と整合的として設定した1人1km当たりCO2排出量基準値を満たすハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)を適格とする。

 

 グリーンボンドは期間5年。主幹事は、SMBC日興証券、野村證券、大和証券、 みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の各社。グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントはSMBC日興が担当した。格付投資情報センター(R&I)が市場基準のグリーンボンド原則(GBP)等への適合を付与した。クーポンレートは0.230%。同時に無担保社債100億円(期間3年)も発行する。信用格付はR&IからシングルAを取得している。

 

 同社は、2017年2月に策定した中長期環境目標の1つに、乗用車仕入台数に占める次世代自動車の割合を2030年度までに50%とすることを掲げている。

 

https://www.smauto.co.jp/news/files/20200731PM0315.pdf

https://www.smauto.co.jp/news/files/20200904PM0315.pdf