HOME4.市場・運用 |今年のグリーンボンド 昨年の発行規模と同水準に並ぶ。10月以降、急増。年間発行規模も400億㌦(4兆8000億円)台への期待(RIEF) |

 グリーンボンド市場が急拡大してきた。第三四半期まで伸び悩み状態が続いていた同ボンドの発行だが、10月以降、大型の発行が相次ぎ、11月時点で、今年の発行累計額が過去最高だった前年発行水準と並んだ。

 

 グリーンボンドは、太陽光発電や風力発電などの再エネ事業や、省エネ事業等へのファイナンス資金を債券(ボンド)で調達するもの。グローバル市場全体では昨年、前年実績を約3倍上回る367億㌦の発行となり、低炭素社会移行の金融手段として注目されている。今年も前年同様の3倍増を期待して、年初には1000億㌦市場への期待が高まっていた。

 

 ところが、年初以降、思ったほど発行が伸びず、第一四半期87億㌦、第二四半期118億㌦と続いた後、第三四半期は67億㌦と、四半期ベースでももっとも低い発行実績にとどまり、ジ……

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