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日本アジア投資 メガソーラープロジェクト向けの投資ファンド組成。総額32億円(RIEF)

2015-12-10 15:59:59

RJAキャプチャ

 日本アジア投資は、自然エネルギー発電所の開発会社、国内大手金融機関と共同で、新たにメガソーラープロジェクトを投資対象とするファンド「RJAエナジー投資事業有限責任組合」を設立する、と発表した。ファンドの総額は32億円の予定。

 

    ファンドの運用会社として「RJAエナジーGP」を設立、35.1%を同社が出資、残りは開発会社と金融機関が出資する。日本アジア投資はこれまでもメガソーラー発電所の建設・運営事業を「インカムゲイン指向型投資」と位置づけ、積極的に投資を行っている。2015 年10 月末現在のソーラー事業の開発実績は18 件、85.9MW(計画中も含む) に達している。

 

 2014 年12 月にはプロジェクトへの投資資金調達のため新株予約権を発行し、累計で15 億円を調達した。これまでのメガソーラープロジェクトの開発では、発電所の建設にかかる総工費の80%程度を金融機関からプロジェクトファイナンス方式で調達、残りの必要資金を同社と他の投資家が出資する形を取ってきた。

 

 今回設立したファンドの場合、ファンドの出資金に金融機関からのプロジェクトファイナンスによる調達資金を加えて、総額180 億円程度のメガソーラー事業に投資する予定という。ファンドによる資金調達を組み込むことで、資金面が安定するほか、事業への直接出資ではなく、ファンドへの出資が可能になることから、他の投資家の出資も容易になるメリットが得られる。


 同社にとってファンド方式でメガソーラープロジェクト向け資金を調達するのは今回が初めて。これまで同社が開発してきたメガソーラープロジェクトの実績が市場で評価されたといえる。今後も、ファンド方式での資金調達を拡大することで、資金調達の多様化を図るとともに、投資家に対しても長期安定運用利回りを期待できる金融商品として、メガソーラー事業等の再エネプロジェクトの金融商品化を進めたいとしている。

 

http://www.jaic-vc.co.jp/vcms_lf/jrelease_20151130_2.pdf