環境・社会・ガバナンス（ESG）の非財務情報を、財務報告書に盛り込む開示基準の開発作業を続けている米非営利団体のサステナブル会計基準機構（SASB:サンフランシスコ）は、セクター別基準作りの最終分野としてインフラストラクチャー部門の基準案をまとめ、公開した。

 

 

　2012年10月から始まった作業は、いわば米国流の非財務情報と財務情報の自主的な統合開示基準づくりといえる。3年半かけて、米資本市場で活動する10セクター79業種の開示基準を作成したことになる。

 

　SASBの議長は、金融安定理事会（FSB）の気候変動情報タスクフォースの代表を務めるマイケル・ブルームバーグ氏。SASBの気候変動関連の情報開示の考え方が、FSBタスクフォース……

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