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戸田建設 長崎・五島列島での洋上風力発電事業を資金使途としたグリーンボンド100億円発行へ。12月に実施。R&Iのグリーンアセスメントで最上位取得(RIEF)

2017-11-02 10:06:00

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 戸田建設は1日、長崎県五島市で計画している浮体式洋上風力発電設備(最大出力約20MW)建設事業に資金使途を限定したグリーンボンドを12月に発行する、と発表した。発行額は円建てで100億円。格付投資情報センター(R&I)のグリーンボンドアセスメントで最上位の「GA1」を取得する見通し。国内事業会社のグリーンボンド発行は昨年の野村総合研究所に次ぐ2例目となる。

 

 (写真は、2015年度まで現地で実施された実証事業での洋上風力発電事業の様子)

 

 償還期限は5年。資金使途を全額一つのプロジェクトに限定するグリーンボンドの発行は日本では初めて。Sustainalysticsがセカンドオピニオンを付し、グローバル基準のグリーンボンド原則(GBP)への適合を評価している。主幹事は三菱UFJモルガンスタンレー証券。

 

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 戸田建設が推進する五島プロジェクトは、現在、環境アセスメント手続きに入っている。五島市﨑山沖の25.8㎢の海域を対象に、発電量5200kWの風力発電機を1機、2800kWの発電機を8機、合計9機(総発電量2万2000kW)を設置する計画。水深は100m~150m。2021年の操業開始を目指している。

 

http://www.toda.co.jp/ir/pdf/ir20171101.pdf