HOME8.温暖化・気候変動 |S&P、グローバルな信用格付で環境・気候要因が格下げ等のきっかけになった事例が過去2年で106件、と公表。資産改善などで格上げ等になる事例も増える(RIEF) |
SP1キャプチャ

 

  格付機関のS&Pは環境・気候変動(E&C)要因が、同社のグローバルな企業格付にどの程度影響しているかを評価・検証した結果を公表した。それによると、2017年8月までの約2年間の同社の信用格付で、E&C要因が格付に相応の評価対象となった事例が717件あり、うち実際の格付や見通し等の変更につながった事例が106件あった、という。

 

 S&Pが評価対象とした期間は2015年7月16日~2017年8月29日の2年強。この間、格付評価の調査を行った件数は約9000件だったから、約8%の案件でE&C要因が格付評価において考慮されたことになる。産業別では、石油精製、同販売、規制を受けるエネルギー等の公益事業体、非規制の電力・ガス等の産業での格付への影響が大きか……

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