HOME10.電力・エネルギー |米国の再エネ発電、2020年には原発の発電量を上回る見通し。21年には石炭火力を上回る可能性も。米エネルギー情報機関(EIA)が推計(RIEF) |
USAEIA6キャプチャ

 

  米国のエネルギー情報機関(EIA)によると、2020年に国内の電力生産割合で再生可能エネルギー発電(水力発電を含む)の比率が初めて原子力発電を上回る見通しとなった。太陽光、風力等の再エネ発電が順調に伸びる一方、操業寿命を迎える原発は再稼働やリプレースよりも、天然ガス火力への切り替えや廃炉を選択するケースが増えるため。発電割合は天然ガス発電が全体の4割近くにまで増える見通し。

 

 再エネ発電は今年4月、月間発電量で初めて石炭火力を上回った。国内発電量に占める比率が再エネは23%、石炭火力は20%だった。再エネ発電が着実に増えていることの反映とともに、従来、米国では春と秋には温度が安定していることから、電力需要全体が鈍化し、火力発電所等は点検修理で発電を抑えるという季節要因も影響した。

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