HOME10.電力・エネルギー |スウェーデンの鉄鉱石採掘大手鉱業企業が、初のグリーンボンド発行。「グリーン性」の評価議論に新たな実例(RIEF) |
LKAB1キャプチャ

 

 高CO2排出量の典型産業のひとつ、鉄鋼業に鉄鋼製造原料の鉄鋼石を供給する大手鉱業会社が、初のグリーンボンドを発行した。スウェーデンのルオッサヴァーラ=キルナヴァーラ(LKAB)で、ボンドの調達資金で、「カーボンフリー(脱炭素)の鉱業会社」を目指すとしている。グリーン性の評価と、高CO2排出源からの移行(Transition)の扱いをめぐる議論につながりそうだ。

 

 (写真は、地下1000m以上の深部で鉄鉱石を掘り進めるLKABの鉱山の作業現場)

 

 LKABはスウェーデン北部のルレオに本社を置く国営企業。1890年設立の歴史を持つ。鉄鉱石は北部のキルナとイェリヴァーレ等で採掘している。EU全体の需要の8割を同社……

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