高CO2排出量の典型産業のひとつ、鉄鋼業に鉄鋼製造原料の鉄鋼石を供給する大手鉱業会社が、初のグリーンボンドを発行した。スウェーデンのルオッサヴァーラ=キルナヴァーラ(LKAB)で、ボンドの調達資金で、「カーボンフリー(脱炭素)の鉱業会社」を目指すとしている。グリーン性の評価と、高CO2排出源からの移行(Transition)の扱いをめぐる議論につながりそうだ。
(写真は、地下1000m以上の深部で鉄鉱石を掘り進めるLKABの鉱山の作業現場)
LKABはスウェーデン北部のルレオに本社を置く国営企業。1890年設立の歴史を持つ。鉄鉱石は北部のキルナとイェリヴァーレ等で採掘している。EU全体の需要の8割を同社……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。