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クリントン氏の娘婿のヘッジファンドがギリシャ投資で大損(各紙)

2015-02-04 17:20:29

クリントン夫妻の娘チェルシーさん(右)と夫のマーク・メズビンスキー氏
クリントン夫妻の娘チェルシーさん(右)と夫のマーク・メズビンスキー氏
クリントン夫妻の娘チェルシーさん(右)と夫のマーク・メズビンスキー氏k


各紙の報道によると、米国のビル・クリントン元大統領、ヒラリー・クリントン前国務長官夫妻の娘婿が主宰するヘッジファンドが、ギリシャ関連の投資で損失を出していたことがわかった。

ファンドは、、クリントン夫妻の娘チェルシーさんの夫、マーク・メズビンスキー氏が、米証券大手ゴールドマン・サックス時代の同僚2人と設立したイーグルベール・パートナーズ。ニューヨークにある同ファンドは、昨年12月にギリシャ向け投資のフォーラムを開催するなど、ギリシャ投資を売り物としていた。

 

しかし、各紙の報道によると、最近発行された投資家向け文書で、損失を出したことが明らかになった。損失額は報道されていないが、ギリシャに関するこれまでの投資判断が「誤っていた」ため、同ファンドの軸となるマクロファンドは過去3年間のうち2年間で損失を出したという。ギリシャを投資対象とした同ファンドの昨年の騰落率が48%のマイナスだった。

メズビンスキー氏は、米スタンフォード大学を経て、英オックスフォード大学でMBAを取得し、ゴールドマンサックス等で働いたキャリアを持つ。2011年に設立されたファンドの共同設立者は、ベネット・グラウ、マーク・マローンの両氏。ファンドの運用規模は4億ドルとされている。