米銀Citigroupは、世界の石炭産業の時価総額が2012年からの3年間で、3分の1に縮小し、その減少傾向は今後も続く、との報告を明らかにした。
「エネルギー・ダーウィンイズムⅡ」と題した報告書によると、世界の証券取引所に上場されている石炭開発を軸とするエネルギー会社の時価総額は、2012年には500億㌦あった。しかし、今年は直近(今回の世界同時株安以前)で180億㌦への急速に縮んでいる。
報告書は、これらの企業では今後も、採算の悪い鉱山の閉鎖の加速、事業停止、倒産等の事態が予測されるとして、事態を回避するための構造改革の早急な実施が必要としている。
石炭産業の時価総額縮小は、投資家の姿勢が強く反映している。世界最大のソブリン・ウェルス……
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