HOME6. 外国金融機関 |世界の石炭産業の時価総額 2012年からの3年間で3分の1に縮小。温暖化への影響で投資家等が保有株手放し。温暖化で"使用できなくなる"エネルギー資産額は2050年までに100兆㌦に達する。シティーグループ報告書(RIEF) |
Demolition of coal-fired units in Chiping County, east China’s Shandong Province, following a move by local government to clean up illegal constructions that violate environmental standards. Photograph: Xu Suhui/Xinhua Press/Corbis

 米銀Citigroupは、世界の石炭産業の時価総額が2012年からの3年間で、3分の1に縮小し、その減少傾向は今後も続く、との報告を明らかにした。

 

「エネルギー・ダーウィンイズムⅡ」と題した報告書によると、世界の証券取引所に上場されている石炭開発を軸とするエネルギー会社の時価総額は、2012年には500億㌦あった。しかし、今年は直近(今回の世界同時株安以前)で180億㌦への急速に縮んでいる。

 

 報告書は、これらの企業では今後も、採算の悪い鉱山の閉鎖の加速、事業停止、倒産等の事態が予測されるとして、事態を回避するための構造改革の早急な実施が必要としている。

 

 石炭産業の時価総額縮小は、投資家の姿勢が強く反映している。世界最大のソブリン・ウェルス……

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