HOME6. 外国金融機関 |オランダ中央銀行(DNB) 国内の銀行、保険、年金の気候変動リスク度を調査、議会に報告(RIEF) |
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 オランダの中央銀行DNBは、同国の銀行、保険会社、年金基金を対象として、金融機関の保有資産が気候変動リスクをどれほど被るかを調べた調査結果をまとめ、議会に報告した。

 

 報告は総裁のKlaas Knot氏が議会に報告した。それによると、オランダの金融機関は気候変動の影響を受ける化石燃料関連向け資産は相対的に少なく、銀行の場合で総資産の2%平均、保険会社で同1.2%、年金で5.5%だった。年金の場合、影響資産の総額は380億ユーロ(約4兆8000億円)。

 

 DNBは昨年12 月のCOP21によるパリ合意によって、人類が直面する課題は、温暖化を食い止めるために、どうやって低炭素社会への移行をスムーズに行うかにシフトしたと指摘した。そのためには、カーボンの排出に規制……

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