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宮古信金(岩手)が、NPOと提携 復興支援の「トモダチ基金」を設立(FGW)

2013-02-26 14:53:52

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miyakotitle_01宮古信用金庫(岩手県宮古市)は国の非政府組織(NGO)、メーシーコープの支援により、金融NPOのプラネットファイナンスジャパン(東京・港)と共同で、被災企業を支える「陸中復興トモダチ基金」を創設した。震災で従業員を解雇せざるを得なかった事業を再生する場合は従業員一人当たり月額10万円を一年間助成するほか、新規事業には初期費用の50%まで助成するなどの支援を行う。

同地域は震災から約2年が経過したものの、復興・復旧は道半ばの状況。基金の原資である60万ドル(約5600万円)は、米メーシーコープとギブツゥアジアが提供する。被災地での起業や被災企業による従業員の雇用に助成する。


 対照地域は、宮古市、釜石市など岩手県沿岸部の7市町村にある従業員20人未満の小規模事業者など。同地域で新規事業への助成金支援は、初期費用の50万円以内で上限は150万円。従業員再雇用の場合の月額10万円支給は、事業所当たり2人分までとする。3月21日まで募集、審査のうえ助成する。




 このほか、宮古信金は復興支援融資を新設し、最長2年間、金利の一部を基金が補填する。