HOME8.温暖化・気候変動 |新型コロナウイルス感染拡大で、4月のCO2排出量は大幅削減にもかかわらず、大気中のCO2濃度の上昇止まらず。5月は過去最高の417.1ppm。ハワイ・マウナロア観測所で記録。 |
Maui003キャプチャ

 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各国の経済活動が低下し、工場等の操業停止、人の移動の制限等が続いていることで、世界のCO2排出量が大きく減少したことが報告されているが、その一方で、大気中のCO2濃度の上昇には歯止めがかかっていない。ハワイのマウナロア観測所によると、大気中のCO2濃度は5月に417.1ppmと過去最高を記録した。コロナでのCO2排出量削減が、大気中のCO2濃度にほとんど反映していない理由は、コロナ起因の減少は自然界全体の変動要因に比べてそれほど大きくないためとみられる。

 

 マウナロア観測所で昨年観測したCO2最高濃度は同じ5月の414.7ppmだったので、一年間で2.4ppm増えたことになる。400ppm台に乗せたのが2004年で、7年連続の400ppm台が続いてい……

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