10,11の両日、ブリュッセルで開いたEU首脳会議は、2050年の温室効果ガス実質ゼロ目標を現実化するための中間目標となる2030年の削減率を1990年比「少なくとも55%減(at least 55%)」とすることで合意した。日本の現削減率の約3倍の削減率となる。EUは同案をパリ協定の国別温暖化対策貢献(NDCs)に反映させる方針で、日本の中間目標改定に影響を及ぼすことは必至だ。
(写真は、首脳会議の会場から出る㊧ミシェル欧州連合議長、㊥フォンデアライエン欧州委員長㊨メルケル独首相)
EUは「55%削減」を、パリ協定の目標に合致したカーボンニュートラルを2050年に実現する目的と整合するレベルとしている……
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