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全電源太陽光のサーバー拠点 増強 東光オーエー (各紙)すごいかも・・

2012-06-12 07:21:00

システム開発の東光オーエーシステム(東京・渋谷、秋元節穂社長)は、電源など運営に必要な電力のすべてを太陽光発電でまかなう「ソーラーデータセンター」(千葉県富津市)を増強する。発電出力を25%増やしてサーバー数を倍にする。夏場に向け再生可能エネルギーを使いたい企業の需要は増えており、すべて太陽光由来という価値を訴えて利用者を増やす。


 ソーラーデータセンターは約1000平方メートルの敷地で、日本製の太陽光パネルを建物屋上に設置してバッテリーに充電したり、コンピューター電源に使ったりしている。余剰電力は非常用バッテリーに充電するほか売電もする。




 悪天候でも晴天時の2~3割程度の発電量を確保できる。自社開発のバッテリーローテーションシステムで効率よく発電したり、充電を管理したりすることで、すべての電力を24時間、太陽光由来でまかなえる。




 このほど太陽光パネルを30枚増の約160枚にして、発電出力を最大32キロワットから40キロワットに増強した。2013年6月期中には大型サーバーを25台から50台に倍増させる。パネルなどを除く大半の部分を自社で設計・工事するため、増強に伴う投資額は最大で4500万円程度に抑えられる。




 現在、同センターなどを活用してアパレル関連などにソフトの期間貸し(ASP)サービスを提供している。今後、レンタルサーバー事業も本格的に始める。夏場に向けて企業の節電や環境配慮の意識が高まり需要が増える見通しのため、施設の増強を決めた。利用者は料金面での利点はそれほどないが、消費者に「当社のサーバーは全電力を太陽光でまかなっている」などと訴えられる。




 同社はメーカーや卸などアパレル関連企業向けの基幹情報システムなどを開発・販売し、2011年6月期の売上高は約6億円。ソーラーデータセンター事業は千葉県が進める再生可能エネルギーの重点支援プロジェクトにも選ばれた。

東光のHP:http://www.tokooasystem.com/solar.html