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イオンが売電参入 店舗の4割で太陽光発電、10万KW目標(各紙)

2012-08-28 18:07:10

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各紙の報道によると、流通業大手のイオンは28日、売電事業に参入すると発表した。現在、同グループの店舗160店の屋根などに設置している太陽光パネルを、130億円を追加で投じて、2015年2月までに全店舗の約4割に当たる1690店にも設置する。発電した電力は、電力会社に販売し、収益に貢献させる。

 イオンの現在の発電能力は1・3万キロワット。追加投資によって10万キロワットに引き上げる計画だ。売電収入は政府の再生可能エネルギー発電買い取り制度(FIT)によって、同2月期までに約10億円を予定している。売電で得た収入の全額を、店舗での電気自動車の充電設備の設置費用のほか、さらなる再生可能エネルギーへの再投資などに充てる計画で、店舗全体を低炭素化する予定。また、新規出店の際にも基本的に店舗の屋根等には、太陽光パネルを標準装備することで、発電能力を21年2月期までに20万キロワットに増大する。

 イオンはグループ全体で、11年2月期に比べエネルギー使用量を50%削減する目標を立てている。50%の内訳は空調18%、照明17%、冷蔵ケースなど10%、使用電力のモニター化5%。LED(発光ダイオード)電球など、省エネ設備を積極的に導入することで実現する計画だ。