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日本での自然エネルギー100%は可能 エネルギーシナリオを発表(WWF)

2011-11-19 00:51:23

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東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、今、日本のエネルギー政策の抜本的な見直しが迫られています。その中で、WWFジャパンは2011年11月18日、『脱炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案 最終報告 100%自然エネルギー』を発表しました。これは7月に発表した「省エネルギー」のシナリオと合わせ、国内で100%自然エネルギーによるエネルギー供給を達成する可能性を示したものです。

21世紀のエネルギー社会を実現するカギ


 



2011年2月、WWFインターナショナルは「2050年までに世界レベルで100%自然エネルギー」を達成することができる可能性についてまとめたレポートを発表しました。

エネルギー問題の解決は、そのまま、地球温暖化への対策そのものでもあります。

この世界「100%自然エネルギー」の可能性を、日本国内で追求・検討するため、(株)システム技術研究所に具体的なシミュレーションを委託し、その結果を受けて、めざすべき方向性と柱となる施策をまとめたものが、今回のシナリオ提案です。

また、このシナリオは、2011年7月に発表した中間報告「省エネルギー」と対をなすものでもあります。

需要面の「省エネルギー」シナリオと、供給面の「自然エネルギー導入」のシナリオ。

国内のエネルギー需要を縮小・効率化しつつ、供給を再生可能な自然エネルギーに転換する。この2つこそが、21世紀のエネルギー社会を実現するカギとなるものです。

 

発表会を開催


 

WWFジャパンではシナリオを発表した同日、東京の新宿住友スカイルームで、このシナリオの発表会「WWFジャパン・エネルギーシナリオ発表会~100%自然エネルギーの将来は可能なのか~」を開催しました。

 

 

報告書(PDF形式)


『脱炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案 最終報告 100%自然エネルギー』


同『概要版』


記者発表資料


 

2050年に自然エネルギー100%は可能 脱炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案を発表

関連情報


『エネルギー・レポート~2050年までに再生可能エネルギー100%』


WWFインターナショナルは、2011年2月、世界において、2050年までに再生可能エネルギー100%の社会は実現可能だとするレポートを発表しました。大幅な省エネルギーと再生可能エネルギーの導入を進め、原発を段階的に廃止するシナリオが示されています。

『脱炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案 中間報告<省エネルギー>』


自然エネルギー100%キャンペーン