各紙の報道によると、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は29日、深刻な大気汚染を改善するため、大気汚染防止法改正案を可決した。改正法では、汚染を引き起こした企業への罰則強化やガソリンの品質規制などを盛り込んだ。来年1月1日から施行される。
同法改正は2000年以来15年ぶり。国際的にも問題となった中国の大気汚染は使用するガソリンの品質が悪く、微小粒子状物質PM2.5の排出増加につながったとされることから、ガソリンの品質基準を定めたほか、石炭の使用の効率化をはかる規定などを盛り込んだ。
石油精製企業にも新基準の遵守を求め、地方政府の責任、監督機能を厳格化する。新基準の制定には老朽化した設備を持つ国有企業の再編を促す狙いもあるもようだ。
また重大な大気汚染事……
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