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みずほフィナンシャルグループ、今年2回目のグリーンボンド発行。ユーロ建て7.5億ユーロ。脱炭素のサステナブルファイナンス融資に力(RIEF)

2023-08-28 22:30:17

Mizuho004キャプチャ

 

 みずほフィナンシャルグループは28日、同グループとして6回目になるグリーンボンドを発行した。ユーロ建てで7.5億ユーロ(約1187億円)。7月にはドル建てで14億㌦(約2000億円)の同ボンドを発行しており、昨年に続いて年2回の発行となる。同グループは今年4月、脱炭素社会に向けた資金の流れを後押しするとして、サステナブルファイナンスの目標額を100兆円、うち環境・気候変動対応ファイナンス目標額50兆円へと引き上げている。調達資金は内外市場でのグリーン事業へのファイナンスに投じる。

 

 発行したグリーンボンドは期間7年。金利は年4.608%。調達資金は、グループ傘下のみずほ銀行に融資し、同行を通じてグリーン事業に投融資する。

 

 今年2月公表のグリーンボンドフレームワークによると、資金使途は、再生可能エネルギー事業のほか、汚染防止・抑制、クリーン輸送、グリーンビルディング、エネルギー効率、持続可能な水資源・廃水管理、生物自然資源・土地利用に係る環境持続型管理、陸上・水生生物の多様性の保全の8分野を列挙している。同フレームワークはSustainalyticsから国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)への準拠についてセカンドオピニオンの付与を受けている。

 

 同グループは、2023年度からの新中期経営計画で「個人の幸福な生活」とそれを支える「サステナブルな社会・経済」を掲げ、その実現のための戦略の一つとして「サステナビリティ&イノベーション」を注力ビジネステーマとし、その中でも、気候変動への対応は最重要課題と位置付けている。

 

 同グループは、今年7月にドル建てで14億㌦(約2000億円)、期間6年のグリーンボンドを発行している。同ボンドの規模は日本の3メガバンクがこれまで発行した一回のグリーンボンドとしては最大規模だった。年間2回のグリーンボンド発行は昨年も同グループが実践している。合計の年間発行額は今年が過去最大となる。

https://www.mizuho-fg.co.jp/release/pdf/20230828release_jp.pdf

https://www.mizuho-fg.co.jp/csr/environment/business/greenbond/index.html