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柏市・大堀川の昭和橋と下流の排水溝付近で 高線量放射能検出 千葉県が立ち入り禁止に(各紙)

2013-05-18 23:55:10

根本復興大臣あての要望書を提出に来た千葉県柏市など9市の放射能対策部署職員。=3月26日
根本復興大臣あての要望書を提出に来た千葉県柏市など9市の放射能対策部署職員。=3月26日
根本復興大臣あての要望書を提出に来た千葉県柏市など9市の放射能対策部署職員。=3月26日


各紙の報道によると、千葉県は、県内を流れる一級河川大堀川の昭和橋近く(柏市高田)と下流の排水口付近(柏市松ケ崎)で、毎時一マイクロシーベルトを超える高い空間放射線量が計測したと発表した。検出量は最大1.4マイクロシーベルト(地表0・5m)。このため、国のガイドラインに従い、両地域一帯を立ち入り禁止にした。

 


 同県によると、5月初めに、昭和橋近くの河川敷など十八地点を調べた。その結果、最大1.4マイクロシーベルトを検出したという。全体では同地を含む5地点で、一マイクロシーベルトを超える濃度となった。




 千葉県では、同県と東京都の境界を流れる江戸川でも、基準値を超える放射能線量のウナギが捕獲されている。また、ほぼ1年前の2012年6月にも、昭和橋下流の水路「地金堀」合流地点において、1マイクロシーベルトを超える濃度が検出されたため、現在も、同地の立ち入り禁止を続けている。

千葉県は今後も継続的に測定を行うとしているが、福島原発事故から2年を経過しても、各地で基準を上回る放射能が検出されていることは明らかだ。生活回りでの放射能汚染の懸念・不安は解消していないといえる。