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「もんじゅ」、ヒーター30分間 停止  作業ミスが原因 ナトリウム一時保温できず(各紙)

2013-06-08 13:28:19

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monjyu20120619k0000m010149000p_size5各紙の報道によると、日本原子力研究開発機構が運営する高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で2日、電源設備の点検作業中に、2次系冷却材ナトリウムの温度を保つヒーターを誤って約30分間停止させる事故があった、と発表した。手順書の不備による作業ミスなどが原因とみられる。

 ヒーターの停止によって、一部の配管で、ナトリウムが本来の200度から約40度下がったが、環境や原子炉への影響はなかったと説明している。ナトリウムの融点は98度程度。

 原子力規制庁や福井県、敦賀市には3日に通報した。公表が遅れた理由について原子力機構は「内規で通報が不要な軽微以下の事案だったため」としている。