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規制委 福島原発4号機を実地調査へ 水素爆発の原因究明 対立する東電と国会事故調の言い分を検証(福島民友)

2013-06-18 11:17:01

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fukushima9eb0ace7cb87e6c28f0928b2a588efde-300x226原子力規制委員会は17日、東京電力福島第1原発事故の原因を分析する検討会の第2回会合を都内で開き、第1原発4号機原子炉建屋の水素爆発の原因を解明するため、消防研究センターや科学警察研究所など爆発現場の実態に詳しい専門機関の協力を得て同号機を実地調査することを決めた。7月までの期間に実施する方向で調整を進める。
 東日本大震災当時、定期検査中だった4号機は、3月15日午前6時ごろに原子炉建屋が水素爆発した。東電の見解では、隣にある3号機の燃料メルトダウンで発生した水素が、非常用ガス処理系排気管(SGTS配管)を通じて4号機側に流れ込んで滞留し、同号機4階で何らかの原因で着火、爆発したとしている。

 
 東電は根拠として、3号機から4号機につながっているSGTS配管のフィルターの汚染程度を計測した結果、3号機側の汚染度が高く、4号機側の汚染度が低いことや、壁、機器の損傷を分析すると4階が爆発の中心と考えられることなどを挙げている。

 
 一方、国会事故調は4号機使用済み燃料プールの水が使用済み燃料の放射線で分解されて水素が発生、爆発につながったとの見方も示しており、見解が分かれている。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0618/news10.html