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原子力規制委員会 19日に新規制基準決定  北海道など4電力、6原発を7月中にも申請へ(各紙)

2013-06-18 22:21:22

再稼働を待つ北海道電力の泊原発
再稼働を待つ北海道電力の泊原発
再稼働を待つ北海道電力の泊原発


各紙の報道によると、北海道、関西、四国、九州の4電力会社は、原子力規制委員会が19日に決定する原子力発電所の新規制基準を受けて、7月中にも、合わせて最大6原発12基の再稼働の安全審査を申請する見通しだ。

規制委は19日の定例会合で、東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえた原発の新基準を正式決定する。基準の施行日は7月8日になる見通しとなっている。法律で定めた施行期限は7月18日だが、準備が早く整ったため、規制委は前倒しで施行する方針だ。

四国電力は施行当日にも伊方原発3号機(愛媛県)の安全審査を申請する方針。北海道電力泊1~3号機(北海道)、関西電力高浜3、4号機と大飯3、4号機(いずれも福井県)、九州電力玄海3、4号機(佐賀県)と川内1、2号機(鹿児島県)も7月中の申請を検討している。

申請受付後、規制委は約80人の体制で安全審査に当たるが、審査には「少なくとも半年程度かかる」とみられている。また再稼働の判断をするうえでは、地元自治体の同意も必要になる。このため、申請予定の12基についても、年内に再稼働できる原発が出てくるかどうかは微妙な情勢だ。