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関西電力 大飯原発内の破砕帯試掘 「活断層でない」と報告 だが調査は規制委の指示より大幅に狭い範囲 どこまでも小狡い会社やな(東京)

2013-07-03 00:58:35

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Oinuclear20120616k0000e040185000p_size5関西電力は一日、活断層の可能性が指摘される大飯原発(福井県おおい町)の「F-6断層(破砕帯)」の延長線上に新たに掘った試掘溝(トレンチ)で断層の一部を見つけ、活断層ではないとの見解を発表した。しかし、原子力規制委員会の指示より大幅に狭い範囲でしか試掘溝を掘っておらず、調査が十分と認められるかどうかは不透明だ。


 関電は3、4号機南隣に東西約七十メートルの試掘溝を掘り、その東端で断層を見つけた。延びる方向や、ずれ方などから、F-6断層の一部と判断。「断層の上にある新しい地層にずれがなく、活断層ではない」と強調した。




 関電は報告書をまとめ、七月中旬までに規制委に報告する。その後、規制委の専門家チームが現地調査する。




 専門家チームは昨年十一月、F-6断層が想定と違う場所を通っている可能性を考え、約三百メートルの試掘溝を掘って詳しく断層を探すよう指示した。実際に関電が掘った試掘溝はその四分の一以下の長さ。調査不足を理由に、規制委側がさらに追加掘削を求める可能性がある。




 F-6断層は原子炉の冷却に不可欠な取水路の真下を通っており、活断層と判断されると大飯原発3、4号機は運転できなくなる。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013070202000118.html