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福島県内の住宅除染達成率ようやく15% 6月末現在 (各紙)

2013-07-24 11:35:27

住宅除染では、汚染水を周辺に撒き散らす問題も指摘されている
住宅除染では、汚染水を周辺に撒き散らす問題も指摘されている
住宅除染では、汚染水を周辺に撒き散らす問題も指摘されている


福島県が23日発表したところによると、東京電力福島第一原発事故に伴い国の財政支援対象の「汚染状況重点調査地域」指定の40市町村で、住宅除染を終えたのは6月末現在、3万5886戸だった。前月より7135戸増え、月間実績としては過去最多。福島県は「除染が軌道に乗ってきた」としているが、このテンポで除染を終えるのには13年強必要になる。

 


 汚染状況重点調査地域での除染実績率(対計画比)は学校や公民館などの公共施設は61・9%と一応、進んでいる。また風評被害を取り除くため重点的に実施している農地の除染は、水田が81・7%、畑が53・0%と過半以上の進捗率。ただ、県民の生活基盤である住宅については、除去後の汚染度の仮置き場問題等がネックとなって、十分に進んでいない。道路の21・9%も下回っている。

ただ、福島県は、6月の実績がこれまでに比べて伸びた理由として、ネックとなっている汚染土などの仮置き場設置への住民理解が進んできた、と評価している。
 平成25年度末までの住宅除染計画は23万8864戸で、前月より6958戸増えた。計画に対する実績率は15・0%。前月より2・6ポイント上昇した。

 

http://www.minpo.jp/news/detail/201307249833