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民主党の新幹事長 大畠章宏氏は、日立出身の原発議員 “落ち目”の民主党は「原子力ムラ」に乗っ取られた!?(FGW)

2013-07-26 18:20:21

国会本会議で質問に立つ大畠氏
国会本会議で質問に立つ大畠氏
国会本会議で質問に立つ大畠氏


民主党は26日、両院議員総会を開き、海江田万里代表の続投と、細野豪志幹事長の後任に大畠章宏代表代行を充てる人事を了承した。海江田―大畠体制で早期の党再建を目指すとしているが、大畠氏は日立製作所の元原発技術者で、同社労働組合を支持母体とする「プロ原発議員」。原発族議員に党運営を委ねねばならない民主党は、「脱原発」の旗を降ろしたも同然だ。

 


大畠氏は武蔵工業大学工学部出身で、74年に日立製作所に入社、同社で原子力発電プラントの設計、建設業務に従事した経験を持つ正真正銘の原発専門家。日立製作所の労働組合専従役員を経て、日立労組支援議員として、九〇年に社会党から初当選。民主党に鞍替えしてからは、鳩山グループに所属、同派の会長まで務めた。民主党政権下では経済産業相、国土交通相を歴任している。

大畠氏は、民主党のエネルギープロジェクトチーム(PT)の座長を務め、昨年8月の最終報告では、原発依存の低下や40年廃炉制度の厳格適用とともに、「原子力規制委の安全か国を得た者は再稼働」の路線を示している。また、原子力技術の継承、将来技術のわが国への取り込み、原子力安全にかかわる人材育成など、新たな原子力市場の活性化策を求めている。