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東電の理論 不安だらけ うまく建屋に流れる?詰まり起こる可能性も (東京)典型的な場当たり、その場しのぎ 国も素知らぬ顔

2013-08-10 12:25:40

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fukushimaosensuiPK2013081002100064_size0東京電力福島第一原発でくみ上げが始まった地下水の行き先は、近くの立て坑だ。既に大量の高濃度汚染水がたまり、くみ上げが本格化すれば三日分ほどの容量。東電は、立て坑に水を入れると、自然に2号機タービン建屋地下へと流れ込み、大量に入れられるというが、計画通りに進むか懸念もある。


 東電は、立て坑と建屋地下にたまる汚染水の水位が同じレベルであることから、両者の水は自由に行き来できる状態とみている。




 理論上は、立て坑に水を入れれば、水位のバランスが崩れ、再び均衡を取ろうとするので、建屋側に水が移動するはず。




 立て坑と建屋は、配管を収めるトレンチ(地下トンネル)でつながっているが、トレンチと建屋の接続部がどんな状態なのか東電も把握できていない。




 もし、想定より接続部での水の流れが悪くて水が建屋側に移動しない場合、立て坑の空き容量は三百五十トン。地下水のくみ上げ量は一日百トンを予定しているため、三日余りで満杯になる。




 東電は代替のタンクを用意しておらず、くみ上げが止まれば、地下水位がさらに上昇。砕石層などにたまる汚染水と地下水が混ざって海に流れ出す危険性もある。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013081002000107.html