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中国のシェールガス鉱区第2次入札、海外企業の応札認めず(Reuters)

2012-05-19 08:03:31

5月18日、中国政府はシェールガス鉱区の第2次入札で、海外企業の応札を認めない方針を示した。写真は中国・四川省にある天然ガスの評価井にて昨年3月撮影(2012年 ロイター)
5月18日、中国政府はシェールガス鉱区の第2次入札で、海外企業の応札を認めない方針を示した。写真は中国・四川省にある天然ガスの評価井にて昨年3月撮影(2012年 ロイター)


[北京 18日 ロイター] 中国政府はシェールガス鉱区の第2次入札で、海外企業の応札を認めない方針を示した。国土資源省が初めて公表した応札資格によると、応札できるのは、登記資本3億元(4743万ドル)を超える国内企業。石油・ガスなどの探査免許があることも条件となる。

独立した法人であることも条件。共同応札は認められない。応札を希望する企業は5月25日までに申請する必要がある。

17日付の通達がウェブサイト( www.mlr.gov.cn )に掲載された。第2次入札の開始時期は不明。

昨年6月の第1次入札では、中国石油化工(シノペック)(0386.HK: 株価, 企業情報, レポート)(600028.SS: 株価, 企業情報, レポート)と地方のコールシームガス会社が4鉱区のうち2鉱区を落札した。

米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の推定によると、中国の技術上採掘可能なシェールガス埋蔵量は36兆1000億立方メートルで、米国の24兆4000億立方メートルを大幅に上回る。

中国政府当局者は、海外企業は中国企業との生産分与契約(PSC)を締結するか、エンジニアリングサービスを提供することが可能だとしている。これまでに英蘭系のロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)がPSC契約を締結している。

中国のシェールガス開発には、海外の技術が必要とみられている。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE84H03K20120518