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DHLによる「グローバルコネクテッドネス指標2012」 日本は42位 韓国・タイに後れを取る(FGW)

2013-01-15 13:03:30

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DHLteaser_press国際的物流を手掛けるDHLは、世界各国の物流・アクセスのしやすさなどを指標化した「グローバルコネクテッドネス指標2012」を発表した。それによると、第一位はオランダで、二位がシンガポール、三位アイルランドの順になっている。指標は世界140か国を対象にランキングをしたもので、日本は42位と中位グループの並みか下の扱い。

指標はグローバル、地域性、産業レベルの3つの分野で、物流・アクセスの難易度を調査、比較するのが目的。物流等の国の政策についても評価を加える。総じて、指標上位の国々は、大国ではなく小国が入っている。ようやく6位に英国、10位にドイツなどの顔が並ぶ。その他の国々では、米国が20位、日本42位。日本は常々、こうした調査結果についてはあまり重視してこなかったが、隣りの韓国が14位、タイが15位と、アジアの国の中でも日本のアクセスの悪さが、物流業者から敬遠されてつつあることがわかる。

物流改善には、空港、港湾への手続きの簡易さ、コストの安さ、アクセスした以降の国内物流網への接続の容易さなど、総合的な対策が必要になる。空港の着陸料など物流企業の自社努力だけでカバーできない領域も多い。ハブ空港やハブ港湾を日本に築く上で、総合的な政策展開が求められる。アベノミクスではこの点への問題意識はあるのだろうか。

http://www.dhl.com/en/about_us/logistics_insights/global_connectedness_index_2012/gci_results.html