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佐賀地裁 諫早干拓事業で国の制裁金増額決定。ここでも国の無策で国民の税金を垂れ流し(佐賀新聞) 

2015-03-24 15:17:32

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isahayaimages国営諫早湾干拓事業をめぐり、佐賀地裁(波多江真史裁判長)は24日、開門するまで国が漁業者らに支払っている間接強制の制裁金を、1日45万円から90万円に増額する決定をした。

政府は2015年度予算案に1日45万円で1年分に当たる1億6425万円を計上していたが、今回の決定はその想定の見直しを迫るもので、さらに窮地に立たされることになった。

間接強制は判決や決定を守らない相手方に、裁判所が制裁金の支払いを命じて心理的圧力をかけ、履行を強制する制度。国は1月の最高裁決定で、開門しなければ漁業者らに、開門しても干拓営農者らに制裁金を支払わなければならない事態となっている。

国に開門を命じた福岡高裁確定判決の勝訴原告である漁業者45人は昨年12月、1日45万円の制裁金について「国に開門を迫る心理的強制としては額が不十分」として、1日1億円に引き上げるよう申し立てた。これに対し、国側は「地元の反対で開門対策工事ができない以上、いかに制裁金を増額しても開門できず、全く意味がない」と反論していた。

 

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10106/169561