スターバックス国内店舗で、年明け1月から、使い捨てプラスチックストローを紙製のFSC認証ストローに切り替え。3月には全店約1500店舗に導入。年間約2億本分のプラストロー削減(RIEF)
2019-11-27 01:02:28

スターバックスコーヒージャパン(東京)は年明け1月から、国内のスターバックス店舗で提供するストローを、使い捨てプラスチック製からFSC認証の紙ストローに切り替える。3月までには国内1500店舗で揃えると発表した。スタバは昨年7月、2020年末までにグローバルベースでプラスチック製ストローの廃止を宣言しており、日本市場では前倒しで実行することになる。
スターバックスジャパンは、同社のグローバル方針を受けて、これまで多様な代替ストロー素材を検証してきた。その結果、紙製ストローに切り替えることとした。紙製のストローは、適正に管理された森林およびその他の管理された供給源からの原材料で生産されたFSC®認証紙を使用する。
一般のストローの紙製への切り替えの例外として、一部のフラペチーノ等に使用する太い口径のストローについては、少し遅れて2020年5月から段階的に切り替える。紙製への素材変更によって、年間約2億本分のプラスチックストローを削減できるとしている。
新たに提供する紙製ストローの包材には、顧客と全国約4万人のパートナー(従業員)が一緒になって、サステナブルな未来を目指そう、という「スタバの想い」を込めた、5種類のメッセージを印刷している。
同社のCEO、水口貴文氏は「2020年末までの使い捨てプラスチックストロー全廃のグローバルコミットメントを受け、われわれも、求める品質に見合う代替品の検討に注力してきた。その結果、2020年末を待たずしてゴールの達成をお知らせできることをとても嬉しく思う」とのコメントを出した。
同社は、今回の紙製ストローへの切り替えを、「コミュニティへの貢献」のための一歩、と位置付けている。今後、ストローのみに留まらず、店内で使用するその他の使い捨てプラスチック資材削減に向けた取り組みを積極的に推進していく、としている。