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福島県調査で 基準超過250ベクレルのクロソイ漁獲 スズキも200ベクレル(FGW)

2014-02-28 17:02:17

大型魚のクロソイ
大型魚のクロソイ
大型魚のクロソイ


福島県が定期的に実施している緊急モニタリング調査結果(2月27日公表)によると、いわき市沖で漁獲したクロソイから食品基準(1kg当たり100ベクレル)を倍以上上回る250ベクレルのセシウムを検出した。いわき市沖では、28日にも福島県漁連の試験操業で110ベクレルのノドグロが漁獲されており、福島の海の汚染が続いていることを物語っている。

 

今回の調査は2月18日から24日にかけて、福島原発沖の海域でサンプル採取した魚介類180種を対象とした。その結果、いわき市沖で今月21日に漁獲したクロソイから250ベクレル、同じ海域でコモンカスベ(21日120ベクレル、24日130ベクレル)、楢葉町沖で24日漁獲のスズキ(200ベクレル)、広野町沖で同日漁獲のババガレイ(160ベクレル)などが基準超過魚種となった。

 

このほか、いわき市沖では、基準以下だが、50ベクレル~100ベクレルの”準汚染魚”として、ウスメバル(74ベクレル)、ババガレイ(72ベクレル)、マコガレイ(52ベクレル)などが相次いで検出された。他地区では、富岡町沖で、ウスメバル(78ベクレル)、シロメバル(70ベクレル)、新地町沖でスズキ(73ベクレル)などが検出されている。

これらの調査はいずれもサンプル調査であり、基準超過となった魚種については、それ以外に数倍~数十倍の潜在的汚染魚の存在が推測される。

 

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/mon260218-24f.pdf