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福島・いわき市沖で 試験操業対象で初のセシウム基準超過魚類見つかる 政府は緊急に出荷停止を指導(FGW)

2014-03-26 17:53:32

福島事故後も出荷され続けてきたユメカサゴ
福島事故後も出荷され続けてきたユメカサゴ
福島事故後も出荷され続けてきたユメカサゴ


福島県沖で行われている試験操業で、初めて国の食品基準(1kg当たり100ベクレル)を超過した魚が見つかった。試験操業で漁獲した魚類は、通常、市場に出荷されるが、政府は25日、同魚類の出荷制限の措置をとった。福島沖では試験操業として32種類の魚介類の操業が認められ、漁獲されたものは各地に出荷されているが、今回の基準超過魚類の発覚は、消費者の不安を高めそうだ。

 

基準超過したのはているが、福島県漁協いわき地区の四倉沖で先月27日の操業で水揚げされたユメカサゴ。セシウム量bは112.26±11.9ベクレル。その後、福島県水産試験場の再測定でも、110±11.76ベクレルと、基準を上回った。このため政府は福島県に対して、同検体だけでなく、水揚げされた全量を出荷停止とするよう指示した。
福島県沖での試験操業は現在、32種類にまで拡大されており、放射性検査を経て水揚げされた魚類は、県内だけでなく、広く全国に出荷されているとされる。今回のように、そうした試験操業魚介類が基準超過となって、出荷が止められる措置がとられるのは初めてのこと。
NHKの報道では、福島県や漁協が実施している独自の放射能検査では、その後に水揚げされたユメカサゴからで基準超の値は検出されていないとして、出荷制限措置の早期解除に向けた協議を進めたいとしていると、伝えられている。

 

http://www.jf-net.ne.jp/fsgyoren/kensakekka-iwaki.pdf