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東電福島第1原発の共用プール建屋内 放射線量測定器がトラブル 測定3日間できず また人為ミスの可能性(福島民友)

2014-04-23 13:43:27

使用済み燃料の取り出し作業が続く4号機
使用済み燃料の取り出し作業が続く4号機
使用済み燃料の取り出し作業が続く4号機


東京電力は22日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールから取り出した燃料の移送先となる共用プール建屋内に設置した放射線量測定機器3台が、19~21日までの3日間にわたり測定できていなかったと発表した。

制御盤の改造工事の際に測定機器を動かす電気系統が停止したことが原因で、東電は人為ミスの可能性も含め調査する。

 

東電によると、制御盤の改造工事は18日午前9時30分ごろから実施。電気系統は二つあり、一つは計画的に停止したが、もう1系統も停止した。東電は「人的要因か電気系統自体の異常かを調べる」としている。作業員が22日に直接現場で線量を測定したところ、測定機器の停止前後で線量に大きな変化はなかった。

 

共用プール建屋内の線量測定は、原子力規制庁が認可した東電の実施計画で毎日1回の測定を定めている。東電は毎日測定していたが、線量結果は1週間分をまとめて確認しており、一日ごとの線量確認はしていなかった。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0423/news11.html