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福島第一原発 汚染水貯蔵タンクの連結弁から漏洩 ストロンチウム9800万ベクレル セシウム9800ベクレル(FGW)

2014-09-05 01:00:03

ビニール袋で水滴受けを応急措置された連結弁
ビニール袋で水滴受けを応急措置された連結弁
ビニール袋で水滴受けを応急措置された連結弁


東京電力は4日昼過ぎ、福島第一原発内の高濃度汚染水の保管用タンクをつなぐ連結弁から汚染水が漏れたと発表した。

連結弁からの水漏れは、、A4タンクからA5タンクへの水張り作業中の東電社員が見つけた。連結弁にひび割れのようなものが確認されたという。漏れは、数秒に一滴の頻度で、水滴が落下しているという。ただ、汚染水は今のところ、堰内にとどまっており、堰外への流出は起きていない。

 

漏れた水滴は淡水化装置で発生した濃縮水で、放射線量を測定したところ、セシウム134が1リットル当たり2500ベクレル、セシウム137が同7300ベクレル検出された。また、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質濃度は同9800万ベクレルだった。推定漏えい量は約1リットル。

 

連結弁の設置は約1年前といい、弁自体が劣化するには早すぎる。東電では、まず応急措置として、水滴が落下する箇所に、ビニール袋を巻きつけて水受けをする一方で、漏洩の原因を調査している。当面の漏洩リスクを抑えるため、A5タンクから仮設ポンプにてA4タンクへ水を移送し、A5タンクの水位を下げる操作を実施する予定。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2014/images/handouts_140904_03-j.pdf