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東京の下水道汚泥  直近の放射性物質濃度、若干低下。雨量のせい(?) (FGW)

2014-11-16 17:59:38

tokyogesuidoキャプチャ
tokyogesuidoキャプチャ東京都の公表データによると、都内の主要下水道最終処理場で残る廃棄物汚泥に含まれる放射性物質の含有量が最新データ(10月28日~11月4日)では、今年度に入って最も少ないところが相次いだ。

 

江東区新砂にある「東部スラッジ・プラント」では、同期間の下水道焼却汚泥から検出されたセシウム濃度は1kg当たり650ベクレルで、今年度で最も低かった5月の値(950ベクレル)を下回った。足立区宮城の「みやぎ水再生センター」でも、760ベクレルで今年度最低となった。江戸川区臨海町の「かさい水再生セター」も2000ベクレル台を割る1990ベクレルで、今年度二番目に低い水準だった。tokyogesuido2キャプチャ

 

他の処理場でも、押しなべてセシウム濃度が低下した。下水道汚泥に含まれる放射性物質量は福島原発の事故以降、傾向としては次第に低下している。もっとも、測定期間によってブレることも多い。たとえば、東部スラッジの前回の公表データは、ほぼ倍の1220ベクレルだった。また「かさいセンター」も一か月前は、3880ベクレルと、高い値を検出している。また、降水量の多寡によっても、数値は異なる。今回も、先月の降雨量が影響しているとの見方も出ている。