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東電 福島第一原発2号機の長期汚染水漏れの現場を応急措置。ゼオライト土嚢を並べる。何とも場当たりな対応(FGW)
2015-03-03 16:09:17
東京電力は福島第一原発の2号機の建屋屋上部から、高濃度セシウム汚染水が1年以上にわたって排水溝に流れ込み、海洋流出していた問題で、汚染源となった2号機の原因場所に応急措置を施した。
汚染源となっていたのは2号機大物搬入口建屋屋上部(2階建)で、東西2か所に設けられた排水溝から、屋上に溜まった雨水が漏れていた。このため、屋上全体にブルーシートを敷いて、雨水が直接、汚染された建屋に接触しないようにし、また屋上の排水溝の周辺にセシウムを吸収する能力を持つゼオライト土嚢で排水溝を囲むように設置した。
ただ、ブルーシートのつなぎ目などはテープでの固定で、強風や日射による劣化で防水機能が低下する恐れがある。ゼオライト土嚢も、重ねて山積みするような状況で、時間の経過とともに劣化したり、土嚢同士の隙間が生じる可能性もある。
こうした応急対策の問題点はさすがの東電も無視できず、「(ゼオライト等の)果は限定的であると考えられるため暫定的な処理である」として、今後は、汚染源撤去等の対策を進める、と説明している。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150302_02-j.pdf