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福島原発事故後、脳疾患増加の福島県南相馬市で 脳卒中センター建設起工(NHK)

2015-04-17 15:55:54

手前が脳卒中センターの完成予想図。おくは現在の南相馬市立総合病院
手前が脳卒中センターの完成予想図。おくは現在の南相馬市立総合病院
手前が脳卒中センターの完成予想図。おくは現在の南相馬市立総合病院


福島県南相馬市にある市立総合病院に脳血管疾患に迅速に対応するための「脳卒中センター」が建設されることになり、16日、関係者が建設予定地で工事の安全を祈願しました。
「南相馬市立総合病院」は、相双地域の医療の拠点となっている病院の1つで、震災と原発事故後、長引く避難生活によるストレスなどが原因と見られる脳血管疾患の患者が増えていることから、迅速に対応するために「脳卒中センター」を整備する計画です。

 
この着工を前に16日、南相馬市の桜井勝延市長や病院関係者、地元の住民などおよそ50人が出席して建設予定地で式典が開かれ、出席者たちがくわ入れなどを行って工事の安全を祈願しました。

 
建設される脳卒中センターは、総工費48億円、地上6階建てで、延べ床面積はおよそ9200平方メートル、あわせて100床ある脳神経外科とリハビリテーションの2つの病棟が設けられるほか、屋上には救急搬送や災害時にも対応できるようヘリポートも整備される計画です。

 
浜通り北部には脳血管疾患の患者に対応できるこうした大規模な施設はなく、病院側は、地域全体の医療を担う場所にしたいとしています。

 
南相馬市立総合病院の金澤幸夫院長は、「脳血管疾患への対応はもちろん、病院本体と連携して将来的にはそれ以外の救急患者にも対応もできるセンターにしていきい」と話しています。

 

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053969001.html

http://sogohp.or.jp/wp-content/uploads/2015/01/%E7%97%85%E9%99%A2%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A20150101.pdf

http://sogohp.or.jp/