山形県の「道の駅」で販売した野生キノコ「サクラシメジ」から、基準値超えセシウム検出。1kg当たり300ベクレル。事故からまだ7年半、半減期30年はまだ半分も過ぎていない(各紙)
2018-09-24 22:06:04
各紙の報道によると、山形県の大江町と尾花沢市で販売された野生キノコ「サクラシメジ」から、基準値を超える放射性セシウムが検出されたことが分かった。
山形県のさくらんぼテレビ等が伝えた。これは、厚生労働省が9月19日に行なった買い上げ調査で判明した。県によると、大江町の「道の駅おおえ」では、販売していた山形市産のサクラシメジから基準値の3倍にあたる1キロあたり300ベクレルの放射性セシウムが検出された。すでに1箱350グラム入りが6箱販売され、現在自主回収を進めている。
また、尾花沢市の「道の駅尾花沢」で販売していた市内産のサクラシメジからも、基準値を超える放射性セシウムが検出された。こちらの販売は、厚生労働省が調査のため買い上げたものに限られ、他への流通はないという。
セシウムの半減期は137が30年、134が2年。137はベータ崩壊によって短命なバリウム137mに壊変し、その後非放射性のバリウムとなる。
山形県は25日以降に山形市と尾花沢市とその周辺市町から採取した検体を調べ、基準値を超えた場合、採取地の市と町に野生キノコ全てについて出荷の自粛を要請する。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00010001-sakuranbo-l06