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FTSEが環境・社会・ガバナンス(ESG)評価の新格付けサービスを提供へ。日本企業は上位10社に入れず(FGW)
2011-04-11 12:27:12
英FTSEは、ESG配慮を評価するFTSE4Goodの新しい格付けサービスを開発、年金基金などの機関投資家向けに提供を開始した。世界中の2300以上の上場企業のESG活動に関する新たな評価データの提供となる。今回の格付けでは、日本企業は上位10社に1社も選ばれていない。
FTSEはプレスレリースで以下のように説明している。http://www.ftse.com/News/20110406_FTSE4Good_ESG_Ratings.jsp
国連主導の責任投資原則(PRI)への署名機関投資家や資産運用機関等が800を数えるようになっており、投資家の投資判断においてESG要素の評価等を、投資やスチュワードシップ・アプローチに統合させる必要性が高まっている。そうした投資家の判断に資するために、新たな格付けを始める。手法はスコアリングモデルを活用するもので、ESGクライテリアとしては①環境マネジメント②気候変動③人権・労働者の権利④サプライチェーンの労働基準⑤コーポレートガバナンス⑥賄賂等不正対策‐‐の6項目をベースとする。
今回の格付けで高得点を得たのは、一位が英国の保険会社のAVIVA, 2位がイスラエルの銀行Bank Hapoalim、3位はフランスの情報グループのVivendiなどとなっている。上位10社のうち4社が金融機関だったが、日本の企業はメーカーも金融も上位には一社も選ばれていない。対象企業のスコアリングを国ごとに平均したランキングでも、日本は全体の平均よりを下回る21位と下位にいる。トップはノルウェー、次いでオランダ、スウェーデン、フィンランドの順。上位は欧州勢が占めている。もっとも、米国は日本の次の22位に位置付られている。
FTSEはプレスレリースで以下のように説明している。http://www.ftse.com/News/20110406_FTSE4Good_ESG_Ratings.jsp
国連主導の責任投資原則(PRI)への署名機関投資家や資産運用機関等が800を数えるようになっており、投資家の投資判断においてESG要素の評価等を、投資やスチュワードシップ・アプローチに統合させる必要性が高まっている。そうした投資家の判断に資するために、新たな格付けを始める。手法はスコアリングモデルを活用するもので、ESGクライテリアとしては①環境マネジメント②気候変動③人権・労働者の権利④サプライチェーンの労働基準⑤コーポレートガバナンス⑥賄賂等不正対策‐‐の6項目をベースとする。
今回の格付けで高得点を得たのは、一位が英国の保険会社のAVIVA, 2位がイスラエルの銀行Bank Hapoalim、3位はフランスの情報グループのVivendiなどとなっている。上位10社のうち4社が金融機関だったが、日本の企業はメーカーも金融も上位には一社も選ばれていない。対象企業のスコアリングを国ごとに平均したランキングでも、日本は全体の平均よりを下回る21位と下位にいる。トップはノルウェー、次いでオランダ、スウェーデン、フィンランドの順。上位は欧州勢が占めている。もっとも、米国は日本の次の22位に位置付られている。