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KDDI、初のサステナビリティボンド、約1000億円を10月中にも発行へ。資金使途は5G通信事業やDX、レジリエントなインフラ構築等に充当(RIEF)

2022-09-28 18:51:50

KDDI001キャプチャ

 

 KDDIは28日、同社として初となるサステナビリティボンドを早ければ10月中に発行すると発表した。発行額は1000億円規模としている。資金使途は、5G通信関連事業のほか、DX (デジタルトランスフォーメーション)、レジリエントなインフラ構築(BCP対応)等の事業に充当する見通し。通信事業会社のESG債発行ではNTTが今年7月と昨年にグリーンボンドを、ソフトバンクが今年初めにサステナビリティボンドをそれぞれ発行している。

 

 KDDIが発行するサステナビリティボンドは、期間3年物と5年物の2本。5G事業については、「手ごろな価格の基本インフラ設備」としての社会性と、「エネルギー効率化」の環境性という両面を備えたサステナビリティ(グリーン・ソーシャル)適格プロジェクトと位置付けている。

 

 別途、ソーシャル適格プロジェクトとしては、BCP対応の各基地局等の通信インフラのレジリエント強化事業のほか、宇宙通信、モビリティ、ドローン、文教分野DX等を上げている。

 

 グリーン適格プロジェクトとしては、KDDIは国のネットゼロ目標を大幅に前倒しして2030年にカーボンニュートラルの実現を目標として掲げており、その実現のため、通信局舎、データセンター、携帯電話基地局等の消費電力の削減や、使用電源を再エネ電源への切り替え、電力の安定供給を目的としたバーチャルパワープラント (VPP) の構築等をあげている。

 

 ボンドの主幹事は、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、野村證券の4金融機関が担当する。このうちサステナビリティボンドのストラクチャリング・エージェントは大和証券が務める。セカンドオピニオンは格付投資情報セター(R&I)がICMAのサステナビリティボンドガイドライン等への適合を付与した。

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2022/09/28/6265.html

https://www.kddi.com/corporate/ir/stock-rating/esgbonds/?_ga=2.235855169.1152470024.1664356338-1170271332.1664356338