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積水ハウス・リート法人、今年2回目のグリーンボンド発行50億円。既存の取得不動産の借り入れ資金のリファイナンスに充当。財務改善とESGメリット(RIEF)

2019-10-28 15:10:08

sekisuirietキャプチャ

 

 積水ハウス・リート投資法人は、今年2回目となるグリーンボンドを50億円分発行する。調達資金は、同社が保有するグリーン適格資産の短期借り入れ資金の返済に充当する。同法人は7月に総額65億円のグリーンボンドを2本、発行している。

 

 (写真は、調達資金で銀行借り入れを返済する物件の一つ)

 

 発行するグリーンボンドは期間5年、利率0.220%。日本格付け研究所からAAの債券格付けを取得している。引き受け主幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SMBC日興証券。

 

 調達資金は同社の既存借り入れ金の対象である不動産物件は、プライムメゾン三田綱町、同本郷、同蔵前の3つのマンション。取得資金の短期買い入れ金(3メガバンクから)の返済に充当する。3物件は、DBJ Green Building認証の3つ星~5つ星、あるいはCASBEE不動産評価認証のAあるいはSランクを取得したグリーン適格資産に該当する。

 

 同法人では、7月に発行したグリーンボンドでの調達資金も、既存物件の取得費用の返済(リファイナンス)に充当している。https://rief-jp.org/ct4/91525 グリーンボンドの調達コストのほうが、メガバンクからの短期借入金利より低コストになり、グリーンボンド発行のレピュテーション(評判)も得られるため、同社にとっては財務改善と、ESG戦略の両面で発行メリットを享受できることになる。

 

http://sekisuihouse-reit.co.jp/file/news-46f56e7ad36ab95730d30201cd1197b530b3e5ec.pdf

 

 

 

 

 

 

 

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