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福島・いわき市で 「洋上風力発電」本格実証実験へ 原発の福島⇒洋上風車の福島へ(各紙)

2013-07-14 17:07:16

くす玉を割るなどして、洋上風力実証研究の成功を祈ったセレモニー
くす玉を割るなどして、洋上風力実証研究の成功を祈ったセレモニー
くす玉を割るなどして、洋上風力実証研究の成功を祈ったセレモニー


福島の原発依存からの脱却の象徴として、建設が進められてきた福島洋上風力実証研究事業の開始式が13日、いわき市の小名浜港で行われた。原発に代わる再生可能エネルギー発電の将来像として、可能性を秘めた洋上風力発電の本格展開への期待を羽に受けて立ち上がった。

 今回の洋上風力の実証研究は、東日本大震災の復興事業として、経済産業省が、丸紅、三菱重工、三井造船、東大などで組織する福島洋上風力コンソーシアムに委託して進められている。養生風力発電の設備は、千葉県で製造され、今月、浮体部分を含め全長約120メートルの風車設備「ふくしま未来」が現場に到着し、組み立てられた。楢葉沖で実証実験が開始される。

 
この日の開始式では、企業コンソーシアムを代表して、丸紅の関山護副会長があいさつに立ち、「(今回の実証研究を通して)福島の復興と日本エネルギー開発に貢献したい」と述べた。また、全県での原発廃炉を強く求めている佐藤雄平知事は「風力発電は再生可能エネルギーの中心的役割を担う。(風車設備の)ふくしま未来が本県復興のシンボルになると期待したい」と語った。

 
式ではあいさつの後、福島県のマスコットキャラクター「キビタン」が中心となって、関係者がくす玉を割って、洋上風力発電実験の成功を祈った。 風車設備は楢葉沖約20キロに係留され、10月から本格的に運転開始する予定。今後の再生可能エネルギー発電の将来を担う浮体式風力発電の経済性や安全性を検証する。

http://www.minyu-net.com/news/news/0714/news8.html