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資料:第五回RIEF勉強会「JICA債(ソーシャルボンド)の概要と今後の展開」(独立行政法人 国際協力機構 資金管理部市場資金課・吉川正紀氏)

2016-10-05 16:27:15

JICA3キャプチャ

 

 環境金融研究機構(RIEF)は2016年9月30日(金)午後6時から、上智大学で「第5回勉強会」を開催しました。講師は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の資金管理部市場資金課の吉川正紀氏をお迎えし、JICAが先ごろ、日本で初めて発行したソーシャルボンドについての解説と、今後の展望についてお話をお聞きしました。

 

 ソーシャルボンドは国際金融機関で構成するグリーンボンド原則(GBP)のソーシャルボンド定義に沿う債券で、JICAが実施する途上国のインフラ整備等の事業に必要な資金を充当するために、発行しました。当初は200億円の予定でしたが、機関投資家からの買い需要が強く、350億円を発行しました。http://rief-jp.org/ct1/64150

 

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   ソーシャルボンドは、グリーンボンドとともに、日本のESG債券市場づくりにつながるものといえます。JICAは定期的に同ボンドを発行する予定で、ESG債のベンチマークとしての期待もあります。グローバル市場でのグリーンボンド発行は、世界銀行などの国際公的金融機関が定期発行する中で、次第に、民間金融機関等の取り組みが広がったという経緯があります。わが国の市場でも、公的金融機関による定期的な発行が市場全体を支える構造になる可能性も出ています。

 

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https://www.jica.go.jp/press/2016/ku57pq00001ufet6-att/20160825_01_pdf_01.pdf

 

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