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東京電力が 消防法違反の実態証言 講演会で元原発作業員(福島民友)

2013-05-27 12:49:16

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東京電力福島第1原発の復旧作業で、同原発内にタンクローリー運転手として行き来していた協力企業元従業員の40代男性2人が26日、いわき市で開かれた講演会に参加。2人は1月に東電が双葉地方広域消防本部から消防法違反として指摘を受けた軽油の取り扱いについて当時を振り返った。
 消防法では許可施設以外での1000リットル以上の軽油の取り扱いは管轄の消防本部に市町村長宛ての許可申請をする必要があったが、東電は当時、Jヴィレッジ内(楢葉、広野町)で許可を得ずタンクローリー間で1000リットル以上の軽油の詰め替え作業をしていた。

 
 東電によると、震災当初は国が緊急性のある作業を認める措置を出しており、同社は指摘を受けるまで軽油取り扱いを緊急業務の一環として続けていたという。

 
 2人は2011(平成23)年7月から昨年10月末まで、仙台市の東電協力企業の従業員として勤務。小名浜港からJヴィレッジまでタンクローリーで軽油を運び、同所で別のタンクローリーに軽油を入れ替えた後、同原発まで入れ替えたタンクローリーを運転していたという。当時のJヴィレッジの様子を「近くでたばこを吸っている従業員もいて、危険だから火気厳禁の看板を付けてくれと当時の現地責任者に訴えたが何も変わらなかった」と証言した。

 
 東電は指摘を受け現在、大熊町のガソリンスタンドで給油している。

 

http://www.minyu-net.com/news/news/0527/news3.html