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日立造船 ベトナムで「エコ発電」 家庭ごみ燃料に  こちらは原発輸出の「日立」とは異なるようですね(各紙)

2013-08-04 19:48:34

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hitachizosenlogo各紙の報道によると、日立造船は2015年度をめどに、ベトナムのホーチミン市で、約100億円を投じて家庭から出るごみを原料とした廃棄物発電施設を建設する。発電した電力は現地の電力会社に売る。同社では新興国市場は電力需要が旺盛な一方で、廃棄物問題も抱えることから、ベトナム以外の各国にも同プラント事業を拡大する方針という。


 廃棄物発電はバイオマス(生物資源)発電の一種。ごみの焼却処理の際に発生する熱を蒸気にして、タービンを回して発電する仕組みだ。国内でも自治体などに多数設置されている。廃棄物処理と発電の一石二鳥が可能になるほか、石油など化石燃料で発電する場合に比べて二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減できるメリットもある。




 日立造船はこれまで、国内外で230を超える廃棄物発電施設を建設、納入している。今回新たに発電事業にも進出し、収益基盤を広げる。




 ホーチミン市に導入する施設の処理能力は、1日1000トン程度。市内で排出する家庭ごみの約8分の1を扱う。発電能力は2万~3万キロワットで、約1万世帯分の電力をまかなえるという。電力会社が販売する電力料金と同等の1キロワット時あたり10円程度で、現地の電力会社に売電する計画。年間10億円程度の売電収入を見込む。

ごみ焼却発電については伊藤忠商事も英国で市場参入を表明しており、日立造船は新興国市場に照準を絞って展開する考えという。

 

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