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海のリサイクル工場、未来の水上都市(National Gegraphic)

2012-08-03 16:43:35

Illustration by Kim Hongseop/Cho Hyunbeom/Yoon Sunhee/Yoon Hyungsoo, eVolo
海上を漂うプラスチックを収集する「プラスチック・フィッシュ・タワー(Plastic Fi

Illustration by Kim Hongseop/Cho Hyunbeom/Yoon Sunhee/Yoon Hyungsoo, eVolo


sh Tower)」。「太平洋ゴミベルト」の対策として考案された。

 アメリカのカリフォルニア州沿岸からハワイ諸島にかけて広がるゴミベルトには、大量の廃棄物が浮遊している。ほとんどは世界中から集まった小さなプラスチック片で、広がる海域面積は日本の約4倍に相当するという。渦を巻いているのは、投棄され海流に運ばれた大量のゴミだ。

 プラスチック・フィッシュ・タワーは、直径1キロのリング状浮きフェンスを利用してプラスチックを収集する。浮きフェンスは、中央にある球形の主要構造物(イラスト)から四方に伸びた支柱で固定されている。主要構造物の中心部ではプラスチックゴミから養魚場用のネットを再生する処理工場を稼働させ、外層部と水上部には居住スペースを設ける計画だ。

 専用のボートで陸地と行き来する予定だという。「燃料には、処理済みのゴミからまったく新しい手法で抽出した化学物質を使用したい」と韓国の設計チームは話している。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012080205&expand#title