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中国電など、CO2吸収コンクリ開発-国道に採用 その名も「スイコム」(日刊工業)

2013-01-25 09:23:37

中国電力が鹿島、電気化学工業と共同開発した環境配慮型コンクリート「CO2―SUICOM(スイコム)」が、国道の歩車道境界ブロックとして採用された。従来品に比べ製造時にセメント使用料を減らすことで二酸化炭素(CO2)排出量を1立方メートル当たり120キロ―250キログラムと半減し、さらに硬化養生過程でCO2を100キロ―200キログラムを吸収する。強度はJIS規格品同等という。
スイコムは水、セメント、骨材の従来のコンクリート原料に加え、CO2を吸収させることでコンクリートを硬化する特殊混和剤(ダイカルシウムシリケートγ相)と火力発電所から出る石炭灰を混合、セメント使用を少なくした。
スイコムの養生過程では、中国電の三隅発電所(島根県浜田市)構内に炭酸化養生装置を設け、発電所で発生する排ガスを装置に引き込んで使っている。同様に、同発電所の石炭灰も有効利用している。

 

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520130125caad.html